チェリスト 作曲家 

津留崎直紀 の

チェロソナタと室内楽 リサイタルシリーズ 2011

 

 

 演奏者プロフィール


津留崎 直紀 [チェロ] Naoki Tsurusaki, violoncelle

1953年生まれ。1975年東京藝術大学在学中にフランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に学び一等賞で卒業。三木敬之、故 レーヌ・フラショー、故 モーリス・ジャンドロン各氏等に師事。リヨン室内管弦楽団、北海道交響楽団、江別弦楽アンサンブル、小林道夫、植田克己、野平一郎、大野和士各氏と共演の他、エクサンプロヴァンス音楽祭、ベルリオーズ音楽祭などに出演。リヨンオペラ座の室内楽シリーズでは野平一郎のチェロとピアノの為の「二つの肖像」を世界初演。
バッハ「無奏チェロ組曲」全曲演奏会の実況録音をライヴ・ノーツからリリースし好評を得た。《聴きてはいつしか、理屈を超えた感動に誘われる。[…]そして、第5番の深淵から第6番の高揚へと向かう辺りが、またとりわけ忘れがたい。この様な幸せな形でこの尋常ならざるチェリストを知り得たことは大きな喜びだ。》
(濱田滋郎 「レコード芸術」2005年5月号 準特選)
近年は作曲にも力を入れ、リヨン歌劇場の室内楽シリーズで「Impromptu U」、ピアノとクラリネットの為の「ある風景の記憶」などが取り上げられた。2007年には広島と奈良でクラリネットと弦楽四重奏の為の改訂版「ある風景の記憶」が初演され好評を博した。リヨンオペラ座の創立以来のメンバー。

野平 一郎 [ピアノ] 

東京藝術大学、同大学院修士課程を修了後、パリ国立高等音楽院に学ぶ。ピアニストとして内外の主要オーケストラにソリストとして出演する一方、名手と数多く共演し室内楽奏者としても活躍。
作曲家としてもフランス文化庁をはじめ委嘱を含む多くの作品があり、近年ではオペラ「マドルガーダ」、歌曲集「悲歌集」、チェロのための「謎」、「トリプティーク」、チェロと管弦楽のための「響きの連鎖」、混声合唱のための「フランスの7つの詩」などを作曲し、いずれも絶賛を博している。中島健蔵音楽賞、尾高賞、芸術選奨文部大臣新人賞、京都音楽賞実践部門賞、サントリー音楽賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。2005年より静岡音楽館AOI芸術監督。東京藝術大学作曲科教授。


植田 克巳 [ピアノ] 

東京藝術大学音楽学部及び大学院修了。故 伊達純、松浦豊明の各氏に師事。在学中第38回日本音楽コンクール入選。1971年安宅賞、1973年にクロイツァー賞を受賞、デトモルト北西ドイツアカデミーに
留学、引き続きベルリン芸術大学にてクラウス・シルデ氏に師事。
1977年ロン=ティボー国際コンクール第2位。1978年〜1979年ベルリン芸術大学助手を務め、1980年の帰国迄に欧州各地で演奏活動を展開。N響、都響、札響、大フィル、九響、ドイツ・バッハ・ゾリステンなどと協演。 1986年から2005年まで「植田克己ベートヴェンシリーズ」全27回を開催し、ピアノソナタ、変奏曲、室内楽曲、歌曲を網羅して演奏する。2007年より「植田克己作曲家シリーズ」を開始。ソロはもとより室内楽奏者としても幅広く活躍している。現在、東京藝術大学音楽学部教授、及び音楽学部長。


渡辺 健二 [ピアノ] 

1954年生まれ。名古屋市立菊里高校音楽課程卒業後、東京芸術大学に進み、同大学院修了、第43回日本音楽コンクール第一位、海外派遣コンクール特別表彰受賞。1978年よりハンガリー、リスト音楽
院に留学。1979年ミュンヘン国際コンクール第三位、1980年第一回日本国際音楽コンクール第五位、 1981年リスト・バルトーク国際コンクール第四位。ヨーロッパ各国で活発な演奏活動を重ねた後1983年、リスト音楽院より芸術演奏家証書を受け帰国。
1986年ハンガリー政府よりリスト記念メダルを授与される。現在、東京芸術大学で教鞭をとる傍ら、日本を代表するリストのスペシャリストとして、多くのリサイタル、室内楽、オーケストラとの共演などに活躍中である。故山上豊、故永井進、田村宏、松浦豊明、P.ショイモシュ、G.アゴスティ、G.シェベック、T. ヴァシャーリの各氏に師事。1988年より3年間、佐々木基之氏に分離唱の指導を受ける。又、1992年「空の日」芸術賞(日本航空協会)を受賞し、 1993年?94年の1年間ウィーンにて研鑽を積む。現在、東京芸術大学理事、副学長、芸術情報センター長。


海老 彰子 [ピアノ]

芸大1年在学中、第41回日本音楽コンクール優勝。パリ国立高等音楽院最優秀卒、同研究科卒。ロンティボーでグランプリ、ショパン、リーズ各国際コンクール上位入賞同時に特別賞受賞。日本ゴールドディスク大賞2回、日本ショパン協会賞、93年仏政府から文芸シュバリエ勲章、98年パリ名誉市民メダル、02年エクソン・モービル音楽賞本章等を受ける。30年来、日本、欧州、米国、カナダ、中南米、ロシア、中国、中近東、エジプトなど世界各国で演奏家として活発に活躍中。NHK交響楽団をはじめ、日本の主要交響楽団はもちろんのこと、仏、英、ポーランド、アルゼンチン他、各国のオーケストラと共演。2008年秋マルタ・アルゲリッチ女史とのピアノ・デュオコンサートの模様は、2009年正月から現在に至るまで、欧州各国、イスラエル・ルーマニア等多くの国々で度々T V放映されている。各国でマスタークラスを催、主要国際音楽コンクールの審査員依頼も多い。横浜市招待国際ピアノ音楽祭実行委員長、2012年第8回浜松国際ピアノコンクール審査員長。現在、日本大学芸術学部大学院ピアノ科教授。日本ショパン協会理事。元東京芸術大学客員教授。


ジャン=ミシェル・ベルテリ [クラリネット] Jean Michel Bertelli

ジュネーヴ高等音楽院トマース・フリードリのヴィルトォーゾクラスで1等賞特別賞を獲得した後、1986年にニューヨークのインターナショナル・クラリネット・ソサエティ主催の国際コンクール1等賞。
翌年トゥーロン国際コンクール2等賞。日本、アメリカ、ニュージーランドなどでソリスト、室内楽奏者として招聘される。マンチェスター・ハレ管、ヴァージニア響、国立チェコ響、バークレー響、リヨンオペラ座響などで、ポール・ポリヴニク、ケント・ナガノ、ポール・フリーマン、ジェラード・コルステン、ウィリアム・クリスティーなどの指揮者と共演。アメリカ人作曲家リチャード・フェリシアーノから献呈されたクラリネット協奏曲をサンフランシスコで初演、アルバニーレコード(US)によりCDがプラハで録音された。
室内楽では、ブリテン四重奏団、ヴェルタヴォ四重奏団、チャイコフスキー三重奏団、ピエール・ローラン、エマール、クリスチャン・イヴァルディ、ペーター・チャバ、ナンシー・アージェン
タ、エディッタ・グルヴェローヴァなどと共演。エポック楽器にも興味を示し、J.E.ガーディナーに招かれ、1999年から2003年の間レヴォリーショネール&ロマンティック・オーケストラ、イングリッシュ・バロック・ソロイスツの首席奏者を務めた。また2008年にはアムステルダム王立コンセルトヘボウ管の客員首席を務めた。
世界の主要楽器メーカーから数多くの要請を受け、1994年からYAMAHA MUSIC EUROPA、2008年からRICOのそれぞれ専属アーティスト、そのほかBG-Franceとも協力関係にあり、これらのコラボレーションによりヨーロッパ、アジア、アメリカで数多くのコンサート、マスタークラスを行っている。
現在、リヨン国立歌劇場管弦楽団首席クラリネット奏者。


フロレスタンカルテット


オペラ「フィデリオ」の主人公レオノーレノの夫で、政治犯として獄中にいるフロレスタン。圧 制からの開放というテーマのこのオペラはまた夫婦愛も影の重要なテーマである。ベートーヴェンのカルテットに魅せらたカルテットにこれほど相応しい名前は無いと自負している。ベートーヴェン、バルトークを中心にドイツロマン派、フランス近代、はもとより現代曲も積極的に手がけ、日本、フランス、ドイツで公演する。ドイツ「ルール音楽祭」には二度招聘される。NHKには「大フーガ」、ドビュッシーで出演。ドイツ作曲家連盟の依頼により、W.Th. ハイン Traumbild、O.ベニングホッフ 弦楽三重奏曲、 K.H.ヴァーレン Ricordandi a Verdi G.ヴィーゼマン Ausklang ? inzndigEinklang をCD 録音。(Best.−Nr. 10033)


上野 眞樹 [ヴァイオリン]

東京芸術大学、ドイツ・ハノーファー音楽大学ソリストコース卒業。ドイツ・ヒルデスハイム歌劇場、ホーファー・シンフォニカー、フィルハーモニア・フンガリカ、広島交響楽団のコンサートマスターを歴任後、フ
リーの演奏家 として恩師ユディー・メニューインの「音楽家は平和の戦士」をモットーに「ドイツ平和村」「国境なき医師団」「アムネスティー・インターナショナル」等の 活動支援コンサートなど、世界各地で多彩な演奏活動を展開中。アフガニスタン子供教育支援のために多数のCDをリリース。


津留崎 晴代 [ヴァイオリン]

東京都出身。幼少より五十嵐守康氏にヴァイオリンを師事。東京藝術大学で岩崎洋三氏のもとで学ぶ。同学卒業後パリでジョゼフ・カルヴェ氏、ジェラール・プーレ氏に師事。78年以来リヨン国立管弦楽団に所属。管弦楽団の室内楽シリーズなどに多数出演。


上野 なち子 [ヴィオラ]

奈良出身。東京藝術大学を卒業後渡独。岩崎洋三、ウエルナー・ホイトリンク氏らにヴァイオリンを師事。ヒルデスハイム市立歌劇場、ホーファー・シンフォニーオーケストラ、フィルハーモニア・ウンガリカの
各オーケストラを経て、現在はドイツボルケン市音楽学校で後進の指導にあたる傍ら、ヴァイオリン及びヴィオラ奏者として活躍。

 

 

 

 

 

各公演 全席自由 \4,000
セット割引(3回券10,000円/4回券12,000円/6回券18,000円)
※セット割引はプロアルテムジケのみ取扱(03-3943-6677 info@proarte.co.jp)


津留崎直紀
ソナタと室内楽シリーズ2011
Naoki Tsurusaki(Vc.)
Sonata & Chamber Music Series


● マネジメント・お問い合わせ:
プロ アルテ ムジケ     03-3943-6677
http://www.proarte.co.jp   E mail
プロ アルテ ムジケ 03-3943-6677 www.proarte.co.jp  
電子チケットぴあ 0570-02-9999[ Pコード:141- 443]
CNプレイガイド 0570-08-9990 w w w.cnplayguide.com
東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650 www.t-bunka.jp
東京オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
(11/25、11/26、12/3 公演のみ)

 

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日程 プログラム

11月16日 (水)
19:00 開演


東京文化会館小ホール

共演 : 野平一郎

ベー
トーヴェン チェロソナタ 全曲 Nr1〜Nr5

11月25日 (金)

19:00 開演

東京オペラシティー
リサイタルホール

共演 : 植田克巳

テーマ : ドイツロマン派

R.シューマン : 5つの民謡風小品
F.シューベルト : アルペジョーネ ソナタ
J.ブラームス : チェロソナタ 第一番 Op.38
             チェロソナタ 第二番 Op.99

11月26日 (土)
18:00 開演
東京オペラシティー
リサイタルホール
共演 : 渡辺健二

テーマ : 東欧ロシア近代
B.バルトーク : ラプソディー 第1番
I.F.ストラヴィンスキー : イタリア組曲
L.ヤナーチェク : おとぎ話
S.プロコフィエフ : チェロソナタ Op.119

12月3日 (土)
14:00 開演
東京オペラシティー
リサイタルホール
共演 : 海老彰子

テーマ : フランス近代
C.ドビュッシー : チェロソナタ
F.プーランク : チェロソナタ
G.フォーレ : チェロソナタ 第一番 Op. 109
  チェロソナタ 第二番 Op. 117

 

12月8日 (木)
19:00 開演
東京文化会館小ホール フロレスタンカルテット
共演 J.M ベルテリ

津留崎直紀 : クラリネットと弦楽四重奏の為の「ある風景の思い出」
L.v.ベートーヴェン : 弦楽四重奏曲第12番 変ホ長調 OP.127
J.ブラームス : クラリネット五重奏曲 

 

12月9日 (金)
19:00 開演
旧東京音楽学校奏楽堂 共演 : 上野眞樹
      J.M.ベルテリ
      野平一郎

テーマ : 現代日本とフランス
津留崎直紀 : 無伴奏チェロのための作品 曲名未定
丹波明 : Elemental IV
野平一郎 : チェロとピアノのための 「ふたつの肖像」
          Enigme (謎)
O.メシアン : 世の終わりのための四重奏

 

 

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